前回は
この一見シンプルな行為が
普段、如何に
疎かになりやすいか
ということに気付くと
世界がぐんと広がります。
普段、如何に
疎かになりやすいか
ということに気付くと
世界がぐんと広がります。
少なくとも私の場合は
そうでした。
そうでした。
「聴けない (聴かない)理由」
について色々なことを
思い巡らせた結果
たどり着いた
ひとつの答えは、
ひとつの答えは、
「静けさの欠如」
でした。
今回のブログでは
この「静けさ」を
もう少し掘り下げて
A. 環境的静けさの欠如
B. 精神的静けさの欠如
という二つの側面から
考察してみます。
考察してみます。
*
A. 環境的静けさの欠如:
A. 環境的静けさの欠如:
①騒音過多な環境
現代人の多くは
普段から
多くの音に囲まれて
暮らしています。
現代人の多くは
普段から
多くの音に囲まれて
暮らしています。
全てに
耳を傾ければ
相当な情報量です。
まともに聞いていたら
あっという間に
疲れてしまいます。
このため
あっという間に
疲れてしまいます。
このため
私たちの多くは
無意識に
「耳」をスリープ状態にする
習慣がついています。
無意識に
「耳」をスリープ状態にする
習慣がついています。
このような状態が
続きすぎると
「注意を向けて聴く」
という行為が
少しずつ疎かに
続きすぎると
「注意を向けて聴く」
という行為が
少しずつ疎かに
なってきてしまいます。
*
*
②空間の欠如
沢山の物に
囲まれることで、
更にその空間は
縮まってしまいます。
囲まれることで、
更にその空間は
縮まってしまいます。
音響設定が十分でない
防音室や
防音室や
絨毯、カーテン、
畳、本棚などの
「吸音素材」
畳、本棚などの
「吸音素材」
更に、
ピアノの蓋を閉め、
カバーをして
上に楽譜を
積み上げることで
ピアノの蓋を閉め、
カバーをして
上に楽譜を
積み上げることで
響きは
どんどん減っていきます。
どんどん減っていきます。
こういった
空間の要素に加え
空間の要素に加え
湿度の違いも
かなり影響します。
かなり影響します。
きちんと音響設定が施された
コンサートホールなど
を除いて、
コンサートホールなど
を除いて、
日本は
欧米などに比べて
比較的「デッド」な空間が
多い様に感じます。
欧米などに比べて
比較的「デッド」な空間が
多い様に感じます。
そのせいで
微細な響きを
感じ取るのが
難しい場合もあります。
微細な響きを
感じ取るのが
難しい場合もあります。
*
「そんなん言われたって~(涙)
理想的な環境
整えるのなんて
実際問題無理 (怒)!!」
という声が聞こえてきます。
仰る通りです。
こういった外的要因を
改善するには
限度があり、
理想的な環境を常に
用意できる方が、
稀だと思います。
ただ
周囲の環境に
注目するだけで、
多くの気づきが
得られます。
注目するだけで、
多くの気づきが
得られます。
たまには
ピアノの蓋を開けてみたり
部屋の荷物をどけてみたり、
練習の一環として
楽器店のサロンで
試弾させていただいたり
「ホールで弾こう!」企画に
参加したり、、、。
ピアノの蓋を開けてみたり
部屋の荷物をどけてみたり、
練習の一環として
楽器店のサロンで
試弾させていただいたり
「ホールで弾こう!」企画に
参加したり、、、。
「あれ、聴けてないかも?!」
と思われた方は
静かな環境を整えたり
空間の変化によって起こる
響きの違いを
体感することで
きっと
素敵な発見があるはずです。
***
さて、次回は
「聴く」シリーズのフィナーレ:
私が一番お話ししたかったトピックの一つ、
「聴かない」または「聴けない」理由:
B. 「精神的静けさの欠如」
「聴かない」または「聴けない」理由:
B. 「精神的静けさの欠如」
です。
同時公開いたしました。
是非合わせてお読みください♪