2021年3月10日水曜日

入学前の筆記試験: Placement Exam について

 マネス音楽院では入試時に、
音楽理論+ソルフェージュ、
これに加えて、
留学生には英語の筆記試験があります。

学校によっては
入学時に行われることもあります。

レベルに応じてクラス分けされたり、
履修科目を追加、
または軽減してもらえます。
(例えば、和声の単位を既に持っていても、
テストの成績が良くなければ、
もう一度履修するなど。)

英語の試験では
ESLの授業の要不要が決定されます。

出願時点で
TOEFLの点数が学校で定められた
基準点を上回っていなくても
「ESLを1年間受ける」+
「渡米後再度(再再度)受験する」
などの条件付きで
合格するケースもあると聞きます。

ただ、これは音学大学特有の
ことかもしれません。
合否や奨学金の決め手は、
実技のウエイトが大きいということです。

原則として、
音楽理論の試験は
日本の音大レベルの知識が
あれば問題ないと思います
(*下に特記事項を載せています)。

ただ気をつけておきたいのは
試験は英語で出題されるということです。
よく使う音楽用語でも、

いざ英語の単語で出されたときに
戸惑わないことが大事です。

Triad    3和音
Inversion    転回形
Neighboring note 弱拍の非和声音
Neapolitan six ナポリの6
Parallel keys    並行調

などなど、
今は、ネットで簡単に調べられるので
必須単語をまとめて
表にしておくのもお勧めです。

(*)マネスの入学前テストで特記しておきたいことは、
「対位法」です。

作曲科でない限り、
日本では二声対位法までしか
習わない学校も
多いかもしれませんが、
3声も課題に入ってくる可能性があります。

マネス名物であるシェンカー理論の
大事な礎になる対位法は
この学校では
かなり力を入れていますので
あらかじめ
少し準備しておくことをお勧めします。



因みに、マネスの対位法の教科書はこちら↓


マネスの歴代名教授
フェリックス・ザルツァ―博士と
カール・シャクター博士の共著です。





3声5種までのエクササイズと、
バッハコラールはもとより、
古典派、ロマン派、近現代の
作曲家の作品の分析例も
たくさん掲載されています。


今日お話ししたのは
修士課程の
入学前筆記試験についてでした。


博士課程の入試の筆記試験は
全く状況が異なります。

例えば、私が博士号を取得した
NY市立大学大学院センターの入試では

実技試験とは別日に
音楽史全般と音楽理論のテストが
(確か)3~4時間に渡って行われました。

私は在米3年目で
受験を決めたのですが
友人に色々教えてもらいながら、
受験の半年位前から
筆記試験へ向けての準備をしました。
こちらについては
また詳しく別の機会にお話しいたします。

***

さて、次回は、
留学前のトフル対策について
ビザ取得で大変だったこと

などについてお話ししていきたいと思います。



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