2020年12月23日水曜日

出願準備② 具体的なプロセス

 出願の際に用意するもは
どの学校も同じような感じです。

1.Application Form 
(願書申請フォーム)

現在はオンライン申請が主流です。

まず
自分の専用アカウントを作成します。
E-mailアドレス生年月日などの入力で
簡単に作成できます。

入力作業中断+保存⇔再開が
できるように
なっているはずなので、

アカウントを作成→ログインして、

あらかじめ
記入必要事項を確認、
入力できる情報から
順に埋めていっておくと
余裕をもって準備できます。


2.Transcription/ Certificate of Graduation
(成績証明書・卒業証明書)

この二つは似ていますが、
微妙に違います。

成績証明書
履修科目と成績、
GPAなどが
具体的に記されている書類です。

卒業証明書
卒業・学位取得の年月日が
記されている証明書です。

大学によってはこの2つが
一つの書類にまとまってある
場合もあります。

成績証明書に
学位の取得日が
記載されている場合は、
卒業証明書を
別途用意しなくて良い
場合もあります。

上記の書類は
英訳されたものが必要です。
既に英文による
定型の証明書がある学校なら
すぐに発行してもらえますが、
時間を要する場合もあるので、
早めに申請しておくと
よいでしょう。


3.英語能力を示すもの

英語が母国語でない
受験生は
TOEFLの公式スコアなど
英語能力を示す
書類が必要です。
出願する学校や学位、
プログラムによって
合格基準点が
異なります。

コンピューター受験に
なってからは
テストの開催日時や場所も
豊富になりました。

TOEFL対策は
早めからの準備を
お勧めします。

TOEFL 受験に
関しては、
また別の回で詳しく
お話しできればと思います。


4. Recommendation
(推薦状)

推薦状が2,3通が必要です。
一般的には
実技の担当教授や、
これまでに師事した先生
などに書いてもらいます。
申請書類の中に
Recommandation Form
定型ファイルがある場合は
それを使います。

推薦状には

①記述で回答するもの
②各質問項目を5段階表示などで記すもの
③フリースタイル

など色々あります。

以前は
プリントアウトした
Recommandation Form を
先生にお渡しする。

Ⓐ記入済みのフォームを先生から
直接郵送してもらう。

もしくは、

Ⓑ既に封のされた推薦状を受け取り、
他の出願資料と一緒に郵送する。

という形が多かったですが、

デジタル出願が主流になってからは、

①推薦状を書いていただける先生方の
メールアドレスを
アドミッションオフィスに伝える。

②リンク付きのEmail が
アドミッションオフィスから
先生方のもとに届く

③必要事項を入力していただく。

④オンラインアプリケーションシステムを通して
直接返信していただく。

といったような
形をとるところもあります。

推薦状は英文
のものが必要です。
書いていただく先生方の
ご負担を増やさないためにも
時間に余裕をもって
早いうちに
依頼しておきましょう。


5.Essay
(エッセイ)

テーマが指定されていれば
テーマに基づいて
エッセイを作成します。

大抵はA4の紙1,2枚に
収まる量だと思います。

英語力に不安のある方は、
プレッシャーも感じられるかも
しれません。

エッセイの書き方ガイドや
見本があるので
色々参考にできますが、

最終的には、
「自分で書く」
ことが大切です。

エッセイの目的は
志願校へ
自身の価値観やビジョン
を伝えることです。

エッセイの一部で
自分以外の人の
意見やアイデア、
文章などを借りる時は、
引用部分を明確にし、
出典表記が必要です。

引用元を明示せず
使用することは
plagiarism (プレジャリズム)
と呼ばれます。

エッセイを書くときに
最も気を付けなければいけない
ことの一つです。

アメリカは
plagiarism に対して
大変厳しい措置を取ります。

自分が意図していなくても、
plagiarism とみなされる場合も
あります。

プレジャリズムに関しての
具体的なケースや説明が
詳しく書かれた記事も
たくさん出ているので、
エッセイを書く前に
目を通されることを
強くお勧めします。

音楽学校は、
演奏などの「実技」が
最重要事項になってきますので
他分野ほど
エッセイが重要視されることは
無いかもしれませんが

いったん入学すれば、
小論文を書く機会は
必ず出てきます。

留学を考えておられる方は
自分の考えや
伝えたいことを
英文でアウトプットする練習を
重ねておくことをお勧めします。



6.プレスクリーニングオーディション用の
演奏ビデオファイル 

現地オーディションの前に
ビデオ録画による
予備オーディション
(Prescreening audition)を
するところもあります。

これからの時代は
現地オーディションの代わりに
オンラインオーディションなども
増えてくるかもしれませんが、

いずれにせよ、
事前にオーディションの課題曲を
録画・録音したものを
提出する機会はますます
多くなってくるかと思います。

一般的に「編集不可」の場合が
多いです。

その他ファイルの形態など、
録音環境等の条件を
確認してください。


7.Application Fee 
(出願費用)

大体80ドル位です。

現在は
クレジットカードでの支払いが
大多数だと思いますが、
使用できるカード会社が
限定されている場合も多いので
前もって確認しておきたいです。


最後になりますが、
一般大学の大学学部を
受験される時は
必ずと言って要求される
SATACT
(大学進学希望者の為の全米共通テスト)
スコアが、
音大の場合は
必要ない学校も多いです

しかし
ハーバード大学や
コロンビア大学などに入学して、
音楽をダブルメジャーなどで
履修する予定の方は、
必要になってきます。

あらかじめテストへ向けた
筆記試験の準備が
数教科分(選択可能)必要です。


出願時点で
準備する主なものは以上です。

万が一、
期限に準備できないもの
があったとしても、
Application Form に
必要事項を入力し
Application Feeを
納めておけば、

例え、〆切時点で
何らかの不備があっても
後日対応してもらえる場合が
あります。

留学に必要な手続きの
代行サービスなどを
利用すれば、
手間、時間が省け大変効率的です。

ただ、費用が余計に掛かります。

いったん渡米してしまえば
様々な問題に
英語で
対処していかなければなりません

分からないことに
ぶち当たりながらも
一つ一つ問題を
乗り越えながら
準備を進めていく時点で

留学の旅は
既にスタートしている
ような気がします。

大変かもしれませんが
やりがいのある作業です。

***

少し実用的な
内容が続いていますが、
次回のアメリカ留学体験記は

「いざ、オーディション!」

現地オーディションで体験した
珍エピソードを
お話しします。

お楽しみに!


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